●前編の結論(再掲)
①四正の九星(一白、三碧、九紫、七赤)
は右回り(=時計回り)
②四隅の九星(二黒、四緑、八白、六白)
は左回り(=反時計回り)
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本命星で変わる回転方向(前編)
では、なぜ上記のようになるか解説していきます。
●数理の定義
まずは「数理」について理解しておく必要があります。
例えば
「2019」
という数字があるとどう読みますか?
「にせんじゅうきゅう」と言う言い方は「量」を表現しています。
これはアナログ。
年なら2019年
距離なら2019メートル
質量なら2019キログラム
など「量」を表しています。
改めてもう一度数字を見てみましょう
「2019」
「に、ぜろ、いち、きゅう」という言い方がありますね。
これはデジタル。
電話番号と同様に気学の数字はデジタルの意味が強いです。
この数字の並びで2種類に分けることができます。
まず、「最も影響の大きい数字」はどれでしょうか?
答えは末尾の「9」になります。
アナログだと先頭の「2」が最も大きな桁として重要性が高いんですが、
デジタルの気学は末尾の数字が最も重要になります。
この末尾の数字を
「元数(もとすう)」
といい、残りの数字全てをまとめて
「盈数(えいすう)」
と言います。
ですので2019の元数は9、盈数は201
といった言い方になります。
まずはここまで理解出来ましたか?
●後天定位で回転方向を確認
これを把握している上で後天定位の盤面をひらきます。
このなかで四正と四偶に分けます。
四正は一白、三碧、九紫、七赤
四偶は二黒、四緑、八白、六白
では良く観ていきましょう。
●四正方位の回転方向
一白からスタートします。
一白は陰陽で言えば陽の星です。
つまり奇数の流れを組みます。
奇数は1、3、5、7、9ですがここで使うのは「3」です。
(「1」は万初であり、動きが出るのは次の「3」になります)
一白の「1」に「3」を乗じます。(×3する)
1×3=3
つまり一白の次は三碧になります。
次に三碧の「3」に「3」を乗じると、
3×3=9
これで三碧の次が九紫になります。
続けて九紫の「9」に「3」を乗じると、
9×3=27
元数は「7」でこれが七赤を意味します。(ここポイント)
最後に七赤の「7」に「3」を乗じると、
7×3=21
元数は「1」で一白に戻ってきます。
上記の流れを見ると時計回りになっていると思います。
これが四正方位の渦になります☆
●四偶方位の回転方向
スタートは二黒からみましょう。
二黒は陰陽で言えば陰の星です
つまり偶数の流れを組みます
偶数は2、4、6、8ですがここで使うのは「2」です
二黒の「2」に「2」を乗じます(×2する)
2×2=4
つまり二黒の次は四緑になります
次に四緑の「4」に「2」を乗じると、
4×2=8
これで四緑の次が八白になります。
続けて八白の「8」に「2」を乗じると、
8×2=16
元数は「6」でこれが六白を意味します。
最後に六白の「6」に「2」を乗じると、
6×2=12
元数は「2」で二黒に戻ってきます。
上記の流れを見ると反時計回りになっていると思います。
これが四偶方位の渦になります☆
まとめ(再掲)
①四正の九星(一白、三碧、九紫、七赤)
は右回り(=時計回り)
②四隅の九星(二黒、四緑、八白、六白)
は左回り(=反時計回り)
●回転方向の活用例
この回転方向はどんなものに活用出来るでしょうか?
前記事のようにコーヒーのミルクを混ぜる方向にしても良いですし、
湯船のお湯を混ぜる方向でも良いでしょう。
料理なんかでは食べ物と食べる人の吉方を取ると健康的ですね。
それからマッサージの回転方位としても活用出来ます。疲れの取れ方が違いますからお試しください。
農業では水や肥料や収穫のまわり方になりますし、店舗の動線を決めるのもこの理論は使います。
このように基本理論であっても様々な活用が出来ますので皆様もいろいろ試してみてください。
●逆まわりにはご注意
ちなみに「逆」まわりだった場合ですが、、、
凶作用(良くない事象)が起こるのでご注意ください。
いや、いっそのこと一度お試しして効果を実感して貰うと良いかもしれません(笑)
いつも思ってますが、実際に起こるので気学は不思議ですね〜☆